自信がないから提案できない——よくある悩み
鍼灸院を開業したばかりの頃、
患者さんへの提案に自信が持てず、
「自信がついてからにしよう」と
思ったことはありませんか?
実はこの考え方、
ずっと自信が持てないままになる落とし穴です。
自信とは「すべてを治せる状態」ではない
「どんな症状でも対応できるようになったら…」
「提案通りに治せるようになったら…」
そう思ってしまうのは自然なことですが、
実際にはどんなベテランでも万能ではありません。
私も20年以上の臨床経験がありますが、
思い通りにいかないこともあります。
これは鍼灸師に限らず、
どんな職業でも同じ。
進学塾で全員が志望校に受かるわけではないし、
有名な結婚相談所でも全員が成婚するわけではありません。
100%成功する仕事は存在しないのです。
自信をつける具体的な方法
とはいえ、「そうは言っても自信がない」という方に、
ひとつおすすめの方法があります。
休日にボランティアで1日10人以上、
施術してみてください。
有料でも無料でも構いません。
とにかく量をこなすこと。
1日10人をこなすと、
対応力・施術の持久力・体感が一気に鍛えられます。
これは私自身、駆け出しの頃に取り組んだ方法で、
半年も続ければ臨床への不安がぐっと減りました。
結果的にその中から、
有料の患者さんになる方も現れました。
完璧じゃなくても、伝えることはできる
提案とは、「完璧に治せるから言うこと」ではなく、
「現時点でベストな提案を、責任をもって伝えること」です。
自信がないからと黙ってしまうのではなく、
経験を重ねることで“言える自分”をつくっていくことが大切です。
よかったら、できるところから試してみてください。
感想・質問・ご相談、お気軽にどうぞ
この記事を読んで、
「これ、うちにも当てはまるかも…」
「ちょっと聞いてみたいことがあるな」
そんなふうに感じた方へ。
まずは「ご相談ページ」をご覧ください。
どんなご質問・ご相談ができるのか、
その送り方もわかりやすくまとめています。