「鍼灸師 食えない」
「鍼灸師 やめとけ」
こんな言葉がネット検索で出てくるのを見て、
不安になったことはありませんか?
たしかに、実際に食べていけずに
辞めてしまう鍼灸師がいるのも事実です。
しかし、それは「鍼灸師という資格がダメだから」
ではありません。
むしろ、他の治療家と比べて
鍼灸師ほど可能性を持った職業はないと、
私は考えています。
その理由は、
対応できる症状の幅が圧倒的に広いこと。
たとえば、
柔道整復師は基本的に急性のケガが専門ですし、
整体師の多くも筋骨格系の痛みに特化しています。
一方、鍼灸師は痛みに加えて、
内臓疾患、自律神経、メンタル不調など、
あらゆる「心と体のつながった悩み」にアプローチできる。
私自身、長年メンタルの分野で臨床を続けてこられたのも、
鍼灸師という立場だったからです。
たとえば腰痛の患者さんが「実は眠れなくてつらい」と言ったとき、
鍼灸師なら、腰痛と一緒に不眠も整える提案ができる。
この「+アルファの提案」ができるのは鍼灸師の特権です。
私が指導している提案手法も、
まさにこの適応範囲の広さを活かしたもの。
ただ痛みをとるだけでなく、
「この人の生活そのものを整えていく」という視点に立てるのが、
鍼灸師の本質的な価値だと思っています。
開業当初、私も、
「鍼灸師で食えるわけない」「やめとけ」と言われました。
でも「鍼灸師で食っていく」と決めて続けてきて、
今では胸を張ってこの仕事を続けられています。
もちろん、厳しい時期もありました。
でも、患者さんの悩みを本気で聞き、丁寧に提案し、信頼を築いていけば、
ちゃんと仕事として成り立ちます。
「鍼灸師になってよかった」と思える人を、
もっと増やしたい。
それが、私のコンサルティングの原点です。
同じ志を持つ方と、
一緒にこの道を進んでいけたら嬉しいです。
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