ホームページはある。
デザインも悪くないし、
情報もしっかり書いてある。
それなのに、
「予約や問い合わせが全然こない…」と悩んでいる。
実は、そんな鍼灸院の先生は少なくありません。
じつは、予約が入らないホームページには
いくつかの共通点があります。
中でも特に大きいのが、
「読む人の視点が抜けている」ということ。
具体的には、
次のような落とし穴があります。
1.誰に向けた治療院なのかが伝わらない
「お子様からお年寄りまで対応します」
「どんな症状でもお任せください」
よく見かける言葉ですが、
これでは「自分に合っているかどうか」がわかりません。
読む人は、
「自分の悩みをわかってくれるところか?」
を探しています。
2.専門用語だらけで、読む気がなくなる
「〇〇流脈診治療」
「〇〇療法協会認定」など、
業界でしか通じない表現ばかりでは、
読んでいる方はチンプンカンプンです。
技術や権威性を伝えたい気持ちはわかりますが、
むしろ近寄りにくい印象を持たれてしまうことも。
3.電話がつながらない
一人で営業している場合、
施術中に電話に出られないのは当然です。
ですが、
一度つながらなかっただけで諦める人は、
想像以上に多いです。
「ちゃんと対応してくれるのかな?」と、
不安を与えてしまうリスクがあります。
ホームページに必要なのは「読む人の疑問に応える視点」
では、読む人はどんなことを知りたいのでしょうか?
- 自分の悩みに対応してくれるのか
- どんなふうに治療が進んで、どうなれるのか
- 先生はどんな人で、信頼できそうか
こうした疑問にきちんと応えていくことで、
反応が変わっていきます。
改善のための3ステップ
では、どうすれば「伝わるホームページ」に
近づけるのでしょうか?
1.今までに多かった患者さんの傾向を整理する
→ 年齢・性別・症状・来院のきっかけなどを洗い出してみましょう。
2.その人たちが抱えていた悩みや、なりたかった理想を言語化する
→ 「肩こり」だけでなく、「家事がつらくて笑えなかった」など、背景が大切です。
3.自院の施術がなぜその問題に合っているのか、理由を明確にする
→ 経験でも技術でも、患者さんの言葉で説明できるとベストです。
この3つを整理すれば、
ホームページに書くべき内容が自然と見えてきます。
結果として、
「自分のための治療院だ」と感じてもらえる
ホームページになります。
連絡手段の工夫も効果的
電話に出られないことが多い場合は、
LINEやメールなどオンラインの問い合わせを
用意しておくと安心です。
ちょっとした工夫ですが、
反応が変わってくると思います。
ぜひ、空き時間にでも試してみてくださいね。
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