集客やリピートがうまくいかないとき、
「もしかして、今の立地が悪いのでは…?」
そう考えたことはありませんか?
たしかに、立地は集客や継続に大きく影響します。
けれども、「駅近」「人通りの多い路面店」など、
よく言われる“正解”が本当にベストなのでしょうか?
最適な立地は「生活導線」にある
鍼灸院にとっての最適な立地は、
患者さんの生活導線の中にある場所です。
つまり、「どこにあるか」ではなく、
誰の、どんな暮らしの中にあるかが重要になります。
たとえば、
- ビジネス街に勤務する会社員が通いやすいのは、
職場近くの駅チカか、帰り道の途中にある院。 - 子育て中の主婦が通いやすいのは、
保育園の近くやスーパー併設の施設。 - 車移動が主流の地域であれば、
駐車場が使いやすい郊外型の方がニーズに合います。
その人が無理なく通える生活導線の中にあることが、
継続と信頼につながるのです。
目立つかより「通いやすいか」を見る
駅近・路面・新築など、
いわゆる「条件の良い物件」は確かに魅力的に見えます。
ですが、
それが自分の患者さんにとって通いやすいかどうかは、
また別の話です。
実際に来ている患者さんを見れば、
ヒントが見えてきます。
- どのエリアから通っているか
- 通勤途中か、買い物ついでか、送迎のあとか
- 移動手段は車か電車か、徒歩か自転車か
こうした情報をもとに、
生活のどこに院が入り込んでいるかを探ってみてください。
そこに、これから選ぶべき立地の答えが隠れています。
不動産業者の提案は参考程度に
物件を探す際、不動産業者はよく
「駅から徒歩◯分」
「築浅で綺麗」
などの物件を強く勧めてきます。
ですが、彼らは不動産のプロであって、
治療院の経営や集客には詳しくありません。
もちろん、条件が良いに越したことはありません。
ですがそれ以上に大切なのは、
あなたの患者さんが“そこなら通いやすい”と思えるかどうかです。
答えは患者さんの中にある
「どこに出すか」ではなく、
「誰の生活の中にあるか」を考える
これが、鍼灸院の立地戦略の本質です。
新規開業や移転を検討しているなら、
まずは今来てくれている患者さんの生活導線を
丁寧に見てみてください。
どんな場所にあると助かるのか。
どんな動線にあれば、
もっと通いやすくなるのか。
それを深く理解できたとき、
その治療院は「生活の一部」として、
自然に選ばれる存在になります。
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