定休日にも施術していませんか?鍼灸師が信頼を得る働き方

「少しでも売上を上げたい」
「せっかくのご縁を断りたくない」

そんな気持ちから、

定休日や営業時間外にも対応している先生も
多いのではないでしょうか。

特に、まだ経営が安定していない時期であれば、
つい無理をしてしまう気持ちもよくわかります。

ですが──

定休日をなくしてまで予約を受けていると、
かえって患者さんとの信頼関係が崩れてしまうこともあるのです。

治療家が主導しなければ、信頼は生まれない

「定休日でも開けてくれる」
「営業時間外でも融通してくれる」

こうした柔軟な対応を
“親切”や“サービス”だと思っていませんか?

もちろん、患者さんにとっては
ありがたいことかもしれません。

しかしそれは、
「治るかどうか」や「信頼できるかどうか」には直結しないのです。

むしろ、治療家としての軸が見えず、

「この先生は本当に自分を導いてくれるのだろうか?」
という不安につながることさえあります。

患者さんは、
単にやさしい人を求めているわけではありません。

“この人に任せれば大丈夫”という安心感を求めています。

時間をコントロールするのも、治療の一部

治療とは、本来“導く”営みです。

  • どのくらいのペースで通院するべきか
  • どのタイミングで治療を進めるのが効果的か
  • 通院頻度をどう減らしていくのか

これらを明確に示し、

患者さんが納得した上で通うことこそ、
治療の一部なのです。

時間を自由にコントロールされる関係では、
それは成立しません。

「断ること」は、信頼を守る行為

もし定休日や時間外にも対応しているなら、
思い切って「ここは休みです」ときっぱり断る勇気を持ってみてください。

そして、その代わりに、

「本来の効果を出すためには、この曜日のこの時間が理想です」

というように、
最適な来院のタイミングを“提案する側”に立ちましょう。

もしそれで離れてしまう患者さんがいたとしても、
いずれ継続しなくなる人だったかもしれません。

逆に、治療家としての軸を大切にすることで、
強い信頼を得られることも増えていきます。

治療家の時間は、治療の質を守るための資源

定休日を設けるのは、
休むためだけではありません。

あなた自身の治療の質、集中力、判断力、
理念やコンセプトを守るために必要不可欠な時間管理です。

休むことは甘えではありません。

むしろ、それを守れる先生こそが、
信頼されるプロの治療家です。


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