予約制で鍼灸院を運営していると、
連絡なしで来院しない患者さんに出会うことがあります。
1枠分の損失になるだけでなく
院の運営リズムにも影響するため、
できる限り避けたいところです。
では、こうした無断キャンセルには
どう対応すればいいのでしょうか?
現場で活用できる
5つのポイントをまめました。
1. まずは「理由の確認」から
連絡なく来院しなかった場合でも、
まずは理由を確認することが大切です。
たとえば…
- 体調が急変して横になっていた
- 電車が遅れて連絡できなかった
など、やむを得ない事情があるケースもあります。
いきなり責めず、
まずは相手の状況を聞きましょう。
2. 事前に「ルール」を明示しておく
無断キャンセルへの対応は、
あらかじめルール化しておくのが理想です。
たとえば…
- 無断キャンセルはキャンセル料の対象
- 複数回続く場合は以後の予約をお断り
このような方針を
ホームページや初回説明時にしっかり伝えることで、
患者さんの意識も高まり、トラブルも減ります。
3. 「何となく許す」は信頼関係を崩す
ルールがないまま、
なんとなく許してしまうと、
「ここは無断キャンセルしても大丈夫なところなんだ」
と思われる可能性も。
それでは治療の信頼関係が築けません。
一貫した対応が、
院の信頼と治療効果を守ります。
4. 常習的なケースには「お断り」も必要
もし、無断キャンセルが繰り返されるようであれば、
利用をお断りする判断も必要です。
他の患者さんや院の運営に影響を与えないよう、
毅然とした対応も選択肢に入れておきましょう。
5. 連絡しやすい環境づくりも大切
一方で、
患者さんが気軽に連絡できる仕組みを
整えておくことも大切です。
- 電話だけでなくLINEやSMSの導入
- 24時間対応のWeb予約システムなど
連絡のハードルを下げる工夫をしましょう。
うっかり忘れてしまうことは、
誰にでもあることです。
大切なのは、
「事前のルール」と「相手への配慮」の両立です。
無断キャンセルを防ぎ、
トラブルのない健全な関係づくりができる
鍼灸院をつくっていきましょう。
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