痛みの奥にある「本音」を知るには
患者さんに痛み以外の悩みを提案するには、
「本当は何に困っているのか?」を知る必要があります。
その手がかりになるのが、
問診票と問診です。
問診票に「生活の悩み」を仕込む
一般的な問診票は、
主訴に関する内容が中心ですが、
私が使っている問診票は、
主訴以外の項目が圧倒的に多いです。
たとえば、
睡眠や疲労感、気分の落ち込み、冷えや婦人科症状、
などの症状から、
職業の職種や残業時間、睡眠や食習慣、
手術や交通事故、服薬の内容などなど。
他にもまだまだありますが、
こうしたあらゆる角度の項目を記入してもらえば、
問診時に深堀しやすく、
患者さんの本音も引き出しやすくなります。
問診は「生活の深掘り」がカギ
問診では、痛みの原因や経過だけでなく、
生活の中で困っていること、
できなくなっていること
に目を向けます。
「痛みが取れたら、何ができるようになりたいか?」
この視点をもつことで、
ただの症状改善ではない、
患者さんにとって本当に価値ある提案が可能になります。
建前の主訴から、本音の悩みへ
来院のきっかけは「腰痛」や「肩こり」でも、
実際は「不眠」や「更年期症状」など、
もっと深い悩みを抱えていることが少なくありません。
だからこそ、
問診票と問診を通して、
「その奥にある本音」を丁寧に拾いましょう。
それが、信頼される提案につながります。
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