仕事に支障が出ている患者への治療提案|症状改善だけで終わらせない考え方

ビジネスマンの患者さんの中には、

「症状がつらい」というよりも、
仕事に支障が出てしまって困っている

という訴えで来院される方がいます。

こうしたケースでは
単なる症状の改善よりも、

「仕事が普段通りにこなせる状態に戻す」
ことが最優先課題となります。

では、どのように治療提案を組み立てると
よいのでしょうか。

まずは、主訴となっている症状の改善を優先します。

同時に、不眠・食欲不振・便秘など、

日常生活に影響を与える不調があれば
並行して整えていくことが大切です。

服薬中の方には、
「薬に頼らず生活できるレベルまで回復を目指しましょう」
と伝えると、明確なゴール設定になります。

症状が落ち着いたら、
1~2ヶ月ほど体調が安定しているかを確認する期間を設けます。

問題がなければ治療終了。

ただし、残業が多く再発のリスクがある方には、

「定期的なメンテナンスで体調を維持しましょう」
と提案すると納得されやすいです。

また、必要に応じて「働き方(例:残業時間)の見直し」も
アドバイスできると信頼感が深まります。

このようなケースで大切なのは、
症状だけにとらわれないこと。

「その人の生活全体が回復に向かうこと」を軸に
提案してみてください。


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