患者さんに継続して通ってもらうために、
大切なのが信頼関係です。
よく「共感が大事」「寄り添う姿勢が大切」
と言われますが、
実際には「どう共感するのか」、
が曖昧なままになっていることも
多いのではないでしょうか。
私自身が信頼関係の要だと感じているのは、
「今ある不調の原因をしっかり伝えること」です。
多くの患者さんは、
鍼灸院に来る前にすでに病院を受診しています。
検査をしても異常なし。
でも本人はつらいまま。
そんな中で「何が原因なのか分からない」
という不安を抱えて来院される方が多いのです。
だからこそ、鍼灸院で原因の仮説を立て、
患者さんの症状と日常生活に照らして説明する。
「なるほど、そういうことだったのか」
と納得してもらえるだけで、
患者さんの中に安心感が生まれます。
そしてこの安心感こそが、
信頼につながっていきます。
施術がすぐに効果を出すかどうかよりも、
「この先生は自分のことをわかってくれる」
という印象が大切なのです。
信頼関係は、共感ややさしさだけで
築けるものではありません。
原因に向き合い、言語化して伝えることこそが、
信頼の土台になります。
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