「また来たい」と思われる提案には、痛み以外の一言が効く
鍼灸院でリピーターを増やすために、
「痛み(主訴)以外の改善提案をしましょう」
とお伝えしています。
でも実際には、
「痛み以外って何を提案すればいいの?」
「自分の技術で改善できるか不安…」
という声も少なくありません。
そこで今回は、
すぐ提案できる10の症状・疾患
をご紹介します。
あわせて、「何を基準に選ぶと良いか?」も
3つの視点から解説します。
痛み以外の提案を選ぶ3つのポイント
- 主訴と関連する症状
例:腰痛×慢性疲労、肩こり×眼精疲労など
→ 一緒に治す必要があると納得されやすい - 体調全体に関わる重要な不調
例:不眠、生理痛、冷えなど
→ 生活の質(QOL)向上への期待が大きい - 患者が“治らない”と諦めている症状
例:糖尿病、高血圧、不妊など
→ 提案されるだけで驚かれ、信頼される
提案に使える「改善症状10選」
- 慢性疲労
疲れの蓄積はすべての不調の温床。土台から整えたい人に最適。 - 不眠
「眠れていない人」に施術しても改善が定着しません。まず睡眠。 - 生理痛
痛みが取れても毎月つらければ再来は期待できません。提案しやすい項目です。 - PMS・PMDD
気分の波、イライラ、無気力…隠れた悩みを汲み取れると信頼度が上がります。 - 冷え
不調全般の根底にある問題。女性はもちろん、男性にも響く提案。 - 糖尿病
「うまく付き合うしかない」と思われがち。血糖値改善ができると驚かれます。 - 高血圧
降圧剤に不安を持つ人多数。定期メンテナンスの入り口になります。 - コロナ後遺症
息苦しさ・倦怠感・ブレインフォグなど、改善ニーズが潜在的に高い領域です。 - 不妊症
病院に通うほどでもない方や、治療に疲れた方が鍼灸に期待しています。 - 自律神経系の不調
うつ傾向、不安感、天気痛、倦怠感…薬に頼らず整えたい層に刺さります。
まずは「自信のある1症状」から始めよう
このリストの中には、
まだ自信が持てないものもあるかもしれません。
でも、“提案するだけ”でも喜ばれる症状が
たくさんあります。
ぜひ、まずはあなたの得意な1症状からでも
提案してみてください。
患者さんは「そんなことまで診てもらえるなんて」と喜び、
次回予約を入れる理由を自分で見つけてくれるようになります。
強みを活かす施術スタイルに
このように「痛み以外の提案」は、
リピートのきっかけにもなり、
あなたの強みを伝える手段にもなります。
「通ってみよう」と思ってもらえる提案を
ぜひ試してみてください。
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