初回の患者さんに「治療の全体像」を伝えたい。
でも、どこからどう話せばよいかわからない…
そんな声をよく聞きます。
ここでは、患者さんに伝えるときの順番と、
その内容を整理してご紹介します。
全体像は「4つのステップ」で構成する
私がすすめている説明の順番は、
次の4つです。
- 問題
→ 今の症状や心身の状態、日常生活での困りごとなど。 - 原因
→ なぜその症状が起きたのか。身体のどこに原因があるか。 - 解決策
→ 原因に対してどうアプローチするか。
ここで「痛み以外の症状」改善の可能性も示します。 - 改善後の状態
→ 症状が改善したら何ができるようになるのか。
生活の質の変化をイメージしてもらいます。
感情を煽る提案ではなく、信頼につながる説明を
巷にあるノウハウで「不安を煽って購買につなげる」
という説明の仕方も見かけますが、
私はおすすめしません。
一時的に次回予約を取れたり
回数券が売れることがありますが、
信頼関係は築けないからです。
患者さんの感情を操作するのではなく、
誠実に、事実を丁寧に伝える。
それだけで、患者さんは納得して
リピートしてくれます。
特別なテクニックはいりません
この伝え方には、
特別な話術やセールストークは必要ありません。
先生の中にすでにある知識や技術を、
順番に整理して伝えるだけです。
ぜひ、試してみてください。
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