問診票に主訴以外の項目も書いてもらうと、
患者さんがいくつもの不調を抱えていることがわかります。
そのときに悩むのが、
「どの症状から提案するのが良いのか?」
ということではないでしょうか。
複数の症状を持つ患者さんに対して提案する際、
大切なのは「関心度=優先順位」に沿って提案することです。
すべての症状が等しく気になるわけではなく、
- なんとしても改善したい症状
- 気になるけれど我慢できる症状
- 特に気にならないけれど書いた症状
など、患者さんの中には自然と
“優先順位”があります。
この優先順位を踏まえて提案すると、
納得や同意が得られやすく、
信頼関係にもつながります。
この「優先度」は、
問診票の書き方や実際の問診中の会話から
読み取ることができます。
たとえば、
「どの症状が一番つらいですか?」
「日常生活で何が一番困っていますか?」
といった質問がヒントになります。
もちろん、実際の治療では
患者さんの意図とは違う順番で回復が進むこともあります。
それでも、最初に優先度に沿った提案をしていれば、
結果的に信頼は深まります。
まずは「患者さんの中にある優先順位」を意識して、
提案を組み立ててみてください。
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