「痛みは軽くなりました。ありがとうございます!」
患者さんが笑顔で帰っていった。
でも、その後リピートがない。
そんな経験、ありませんか?
鍼灸院のリピートを増やすには、
提案が大事だ。
そういうアドバイスをよく耳にします。
でも実際は、
提案をしているのに、患者さんが戻ってこない
こともありますよね。
その理由、もしかしたら──
“痛みだけ”の提案しかしていないからかもしれません。
患者さんの多くは、
痛みの裏にいろんな不調を抱えています。
たとえば、
- 不眠
- 生理不順
- 胃腸の不調
- イライラや動悸
- 慢性的な疲労感
など…
「痛みの改善を提案されたことはありがたいけれど、
それ以外は診てもらえないんだな…」
そんな無意識の残念さが心のどこかに残ると、
再来院につながらないことがあります。
だからこそ、
主訴の外側にも目を向けて、
こんな一言を添えてみてください。
- 「月経時の不調も、一緒に整えていきましょうか?」
- 「疲労の蓄積も痛みの背景にあるかもしれませんね」
こうした想定外の提案が、
患者さんとの信頼を深めます。
多くの患者さんは、
「治療院では痛み以外は診てもらえない」
と思い込んでいます。
だからこそ──
「そこにも気づいてくれた」
「それも診てもらえるんだ」
そう感じたとき、
関係性が一気に変わるんです。
そして、
患者さんの方からこう言ってくれます。
「先生、また次回もお願いします」
もちろん、
主訴をしっかり治すことは基本です。
でも今は、
それ“だけ”では選ばれ続けない時代でもあります。
もし先生が、
「提案しても通らない」と感じているなら──
次は、主訴の外側にある“不調”を
そっと提案してみてください。
患者さんの反応、きっと変わりますよ。
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