症状が改善しても、
定期的に来院を続ける患者さんが一定数います。
なぜ彼らは「もう痛くないから終わり」ではなく、
通い続けるのでしょうか。
私の臨床経験から言えることは、
「生活のあり方そのもの」を見直した患者さんは、
自然と治療を継続するということです。
多くの患者さんは、
施術で症状を良くしてもらって
今までと同じ生活を続けようとします。
しかし、それには限界があります。
そこで分岐が訪れます。
- 「鍼灸では限界がある」と捉えて通わなくなる人
- 「自分の生活に無理があった」と気づき、生活を変える人
後者の方は、体の声を聞くことの大切さを学び、
仕事の成果やキャリアより
健康を優先する生き方にシフトしていきます。
そして、その結果として、
通院が「症状改善の手段」から「自分を整える習慣」へと
変化していきます。
もちろん、すべての患者さんが
そうなるわけではありません。
でも、こうした考え方の転換を後押しできることが、
施術以上に治療家として大事な関わりだと私は感じています。
感想・質問・ご相談、お気軽にどうぞ
この記事を読んで、
「これ、うちにも当てはまるかも…」
「ちょっと聞いてみたいことがあるな」
そんなふうに感じた方へ。
まずは「ご相談ページ」をご覧ください。
どんなご質問・ご相談ができるのか、
その送り方もわかりやすくまとめています。