「患者さんの感情を動かせば、リピートにつながる」
そんなノウハウを聞いたことがあるかもしれません。
実際、マーケティングや心理学の分野では、
人は感情が動いたときに行動しやすくなる、
という理論が存在します。
治療院でも、
共感の言葉や期待を高める説明によって、
次回予約や回数券の購入につながることがあります。
けれど、
問題はそのあとにやってきます。
感情で動いた決断は、
時間が経つとその熱が冷め、
「なぜ予約したのか?」
「なぜ買ったのか?」
という納得感が失われてしまうのです。
そうなると、
「あのとき買わされた気がする」
「結局、必要だったのか分からない」
と感じてしまい、
結果的にリピートにつながらなくなることがあります。
本当に大切なのは、
「自分の意志で通いたい」と思ってもらえること。
感情を“動かす”のではなく、
“腑に落ちる”提案が必要なのです。
そのためには、
ありきたりな説明では不十分です。
「痛みをとる」だけでなく、
「睡眠が深くなる」
「集中力が上がる」など、
患者さん自身がまだ気づいていない
本質的な変化の提案がカギになります。
感情ではなく、意志を動かす。
そんな問診と提案を、
意識してみてください。
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