生理前に心身の不調を感じる
「PMS(月経前症候群)」に悩む女性はとても多く、
イライラ、不安感、腹痛、頭痛、むくみ、胸の張りなど、
その症状は多岐にわたります。
ただ、PMSを主訴として来院される方は少なく、
多くの場合、問診票に「ついでに書いてある」程度。
だからこそ、問診票にPMSに関する記載があれば、
提案のきっかけとして丁寧に拾っておくことが大切です。
PMSに対する治療提案では、
「原因の特定」と「生活リズムに寄り添った継続的なケア」
の両方が重要になります。
たとえば、
- 過労による消耗が強ければ「回復を重視」
- 冷えが顕著なら「体を温めるケア」など
原因に応じた施術を提案し、
月ごとの経過を一緒に見ていくのが基本的な流れです。
そして症状が落ち着いた後も、
月経による消耗が毎月あることを踏まえて
「月1回のメンテナンス」を提案するのがおすすめです。
これにより、再発予防や体調管理の
意識づけにもつながります。
病院ではピルの処方が一般的ですが、
「副作用が心配」
「抵抗がある」
という女性も多いのが実情です。
その点、鍼灸でのPMSケアは
“副作用がなく、安心感がある”という強みがあります。
「ここでも診てもらえるんだ」と感じてもらえるだけで、
患者さんにとっては大きな救いになるかもしれません。
患者さんの中には
男性の先生に診てもらうことに抵抗を感じる人もいますが、
丁寧な説明と施術での変化を感じてもらえれば
信頼してもらうことができます。
PMSに悩む女性の生活に寄り添いながら、
提案してみてはいかがでしょうか。
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