初回や数回目の治療で、
次回の提案をしたときに
「ちょっと様子をみてみます」
と言われて、それきり…
こんな経験、ありませんか?
実はこれ、
リピートが切れる一番多いパターンです。
では、こう言われたときにどう返すと、
次回につながるのでしょうか?
ポイントは、
様子をみたあとの行動を
こちらから提案しておくことです。
患者さんが「様子をみます」と言うときの心理は、
主に2つあります。
- まだ治療を続けるかどうか決めきれていない
- 実際に様子をみてから判断したい(効果を確認したい)
どちらにしても、
まだ継続する意思が固まりきっていない状態。
そこで焦って引き止めたり、
回数券を提案するのは逆効果です。
大切なのは、
いったん患者さんの言葉に同意した上で、
次の判断軸を提示すること。
たとえば、
こんなふうに返してみてください。
「わかりました。では、1週間ほど様子をみてみてください。
もしその間にまた痛みが出てくるようなら、もう一度調整しておいたほうが良いです。
気になるようでしたら、そのときご連絡くださいね。」
このように伝えておくことで、
患者さん自身が「様子をみた結果どうするか」
をイメージしやすくなります。
様子を見る=関係終了ではなく、
様子を見る=判断のプロセスになるのです。
なんとなく離脱してしまうのを防ぐには、
こうした言葉の布石がとても大切です。
あいまいな返事に流されず、
「次の行動のヒント」を置いておくことで、
信頼の貯金ができます。
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