患者さんの声が信頼と集客を生む
患者さんの感想やレビューは、
鍼灸院の信頼性を高め、集客を促す大切な資産です。
実際に、施術後にレビューの記入を
お願いしている先生も多いでしょう。
ですが、内容によっては
「一度きりで終わる患者さん」を集めてしまう
そんなことがあるのです。
なぜ“劇的な効果”のレビューが危ないのか?
たとえば、こんな声です。
- 「1回でギックリ腰が治って驚きました!」
- 「たった30分で楽になりました!」
こうした感想は、
「即効性」を期待する患者さんを引き寄せます。
しかし、そのような患者さんは
「長く通う」つもりは基本的にありません。
効果がなければ来ないし、
あっても「一回で終わった」と判断してしまうのです。
院の方針とズレた声が、ズレた患者さんを呼ぶ
もしあなたの鍼灸院が、
「継続的な通院によって、根本改善や体質改善を目指す」
という方針であれば、
このようなレビューは、
治療スタイルとのズレを生みます。
結果として、
「なんとなく合わなかった」
「思っていたのと違った」
という離脱を招きやすくなるのです。
感想の“設問形式”でコンセプトに合った声を引き出す
ではどうすれば、鍼灸院の方針と一致する感想を
集められるのでしょうか?
答えは、
自由記述ではなく設問形式で声をもらうことです。
たとえば、以下のような質問を用意しておくと、
自然にコンセプトに沿った内容が引き出せます。
- どんな悩みがあって来院されましたか?
- 通う中で、どんな変化を感じましたか?
- メンテナンスを続けることで生活はどう変わりましたか?
- 通いやすさや、院の雰囲気はいかがでしたか?
- 今後も継続して通いたいと感じますか?
このような質問に答えてもらうことで、
読んだ人は「ここは継続的に診てくれる場所なんだな」
と自然に理解できます。
結果的に、リピートにつながりやすい患者さんが集まり、
治療の提案もスムーズに受け入れられやすくなるのです。
最後に:声のズレをチェックしてみよう
患者さんの声と、自院の治療スタイルがズレていないか?
一度、過去のレビューを見直してみてください。
「患者の声」は、集客のためだけでなく、
“どんな患者さんが集まってほしいか”を形にするツールでもあります。
その力をうまく活かせれば、
無理のない理想の院づくりに近づいていけるはずです。
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