セルフケアをしない患者さんにイライラしないために

「ストレッチ、続けてみてくださいね」
「軽くでいいので、毎日歩いてみましょう」

そう伝えても、まったくやってくれない。

治療家なら一度は感じたことが
あるのではないでしょうか。

一方で、すぐに取り組んでくれる患者さんもいます。
けれど、やらない人は本当にやりません。

何度伝えても、反応が薄い。
改善にも時間がかかる…

そんなとき、つい、こう思ってしまいます。

「ちゃんとやってくれれば、もっと良くなるのに」

でも実は、その人たちには別のモチベーションがあるのです。

「セルフケアをやらなくても、ここに来れば良くなる」

そう信じて、
わざわざ時間とお金を使って通ってくれている。

治療家の仕事は、ある意味「健康管理の代行業」。

面倒なことは任せたい——
それが現代人の本音かもしれません。

だからこそ、セルフケアをやらない患者さんには、
無理に説得しなくても大丈夫です。

それよりも、「続けて通ってくれていること」に
目を向けましょう。

「ちゃんと来てくださってるので、
 それだけで十分効果が出ていますよ」

そんな言葉を添えれば、患者さんは安心し、
信頼も深まります。

セルフケアができる人もいれば、
できない人もいる。

どちらも通ってくれていることに
変わりはありません。

すべての患者さんに同じ努力を求めなくてもいい。

それがリピートを支える、
もうひとつの考え方です。


感想・質問・ご相談、お気軽にどうぞ

この記事を読んで、
「これ、うちにも当てはまるかも…」
「ちょっと聞いてみたいことがあるな」
そんなふうに感じた方へ。

まずは「ご相談ページ」をご覧ください。
どんなご質問・ご相談ができるのか、
その送り方もわかりやすくまとめています。

▶ ご相談ページにすすむ ◀

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次