鍼灸院の売上を伸ばすには、
「施術の単価を上げよう」
「分単価200円以上を目指そう」
といったアドバイスをよく見かけます。
たしかに一理ありますが、
私は「1回いくら」ではなく「月にいくらになるか」
で考えることをおすすめしています。
なぜなら、
多くの症状は1回で完治するものではなく、
継続的な通院が前提になるからです。
つまり、リピート前提で価格設定をする必要が
あるということです。
たとえば、健康に関して人が月に使うお金は
1〜2万円程度とされています。
この範囲に収まるように、
月あたりの通院回数を踏まえて
「1回あたりの価格」を逆算してみましょう。
- 月1回の施術なら、1回1万円でも問題ないかもしれません。
- 週1回の通院が前提なら、1回あたり5,000〜6,000円程度が現実的なラインです。
もし1回の施術料金が高すぎて
月額ベースで2万円を超えてしまうと、
どれだけ施術の必要性を説明しても、
患者さんの生活費の中で優先順位を下げられてしまう可能性があります。
価格を設定したり、見直したりする際には、
「月にいくらになるか」という視点を忘れないようにしましょう。
患者さんの生活導線の中に
無理なく収まる価格帯かどうかを見極めることが、
リピート率の向上にもつながります。
感想・質問・ご相談、お気軽にどうぞ
この記事を読んで、
「これ、うちにも当てはまるかも…」
「ちょっと聞いてみたいことがあるな」
そんなふうに感じた方へ。
まずは「ご相談ページ」をご覧ください。
どんなご質問・ご相談ができるのか、
その送り方もわかりやすくまとめています。