最近は電話予約だけでなく、
ウェブ予約を導入する治療院も増えてきました。
患者さんにとっては、
「電話がつながらない」
「施術中に電話したら悪いかも」
といった煩わしさがなくなります。
治療院側も、営業時間外でも予約が入ったり、
電話対応の手間が減るなど、メリットがあります。
こうした背景から、
「リピート対策としてウェブ予約を導入しよう」
という声もよく聞かれます。
ですが、ウェブ予約を導入したからといって、
必ずしもリピートが増えるとは限りません。
リピートの本質は、ツールでなく信頼
その理由は、
ウェブ予約はあくまで“ツール”であって、
リピートを生み出す仕組みそのものではないからです。
実際、リピートが取れていない治療院がウェブ予約を導入しても、
状況が劇的に改善することはほとんどありません。
むしろ、もともと信頼関係が築けていて、
再来院の土台ができている治療院がウェブ予約を導入すれば、
取りこぼしを減らせてさらにリピート率が上がる——
これが現実です。
「システム導入でリピート改善!」
といったキャッチコピーも見かけますが、
それだけで患者さんが戻ってくるようになるわけではありません。
大切なのは、
そもそも患者さんが「もう一度来たい」と思えるような
納得や信頼を得られているかどうかです。
もし、リピート率を上げたいと思ってウェブ予約の導入を検討しているなら、
まずは立ち止まって、以下の点を確認してみてください。
- 施術後に、症状の原因や改善までの道筋をしっかり説明できているか
- 患者さんに「この先生に任せたい」と思ってもらえる信頼が築けているか
こうした“信頼の土台”があってこそ、
ウェブ予約もその効果を発揮します。
「リピートの本質は、システムではなく信頼にある」
このことを、ぜひ忘れずにいてください。
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